富士山と温泉


いつ頃の例え話か知らないが、「富士の見える所に 美人は居ない」、、とかを聞いた事がある。
これは、また同時に、「富士の見える所に 温泉は無い」 とも

前者については、若いギャル;ヤンママ;のどれを見ても 皆美人!!、 と感激してしまう、当、jirochan-golfskii としては、恥ずかし乍ら とても立証の術とて無いものの、後者の 「温泉は無い」 は、ここ数年前までは、 例外は有っても、 かなり正確な命題でした。

美人の要件が スベスベ肌 (決してそうでは無いが、、) と、温泉の美肌効果を結びつけた話としてだとも言う。

ところが 前記の如く ここ、 10数年前あたりから、一億円 故郷 (ふるさと)なんとやら もあってか、富士山の山麓から; 富士山を充分仰ぎ見る地点から; 地下 1500mほどボーリングで掘り下げ、 汲み出した温泉、、、、;
 またこれは 「伊東に温泉は湧くが、宇佐美は湧かない」、 と言われたものが、地下のマグマの影響か、湧かない宇佐美にも温泉、
 函南にも湧いたとか湧かないとか


などと、さんざん 富士山と温泉、 と言いながらも、 富士山は見えない西伊豆 堂ヶ島(岩の天井に ポッカリと丸い穴のあいた中を 観光船が通り抜ける、しかもその穴が 15年ほど前に崩れ落ち、)を見下ろした崖の上に 『澤田公園露天風呂』がある。
澤田公園露天風呂
西側が、大きく広がる駿河湾で、 御前崎あたりに沈む夕日はさぞや、と思い 修善寺から狭い山道の仁科峠越え、
 その苦労も水の泡、 これが見事なカルキ臭=循環温泉
5人も入れば満員は良しとして、景観も良し、、、、、それにしても重ね重ね カルキ臭、
 源泉 100%、 または あまりに源泉が熱ければ、せいぜい水で薄めるぐらいに願いたい。
同じ湯をグルグル回しにするべからず。

ここは、【西伊豆町温泉供給事業】で、一つ、または いくつかの源泉を 源泉が枯渇しない様に 利用者が 共同管理、それかまたは、 一社が独占のうえ、多数に供給、言わば 温泉の OPEC=石油輸出国機構= ならぬ OOEC
その為、源泉の使用量に応じ 多額の料金がかかるので、 なるべく沸かしで 再利用。
しかし、循環の場合 その筋から 「70度に加熱せよ、」、 しかも 「塩素(カルキ)殺菌が義務、」

澤田公園露天風呂、 駐車料 500円、 入浴料 500円

とにかく いま どこの温泉でも だいたいが この循環方式なのだが、 当然 貴重な 非循環温泉も かなり存在する。

この 堂ヶ島近辺では、 天城湯ヶ島の terme  いづみ園; 冷川の ごぜんの湯; 東伊豆 大川の 磯の湯; 等々である。
いずれも富士山は見えないが、 これについては 次回以降も


ここで、 お口直しの意味から、富士山麓の 間違いなく 富士を仰ぎ見る、 露天で、少なくとも一つの浴槽が、源泉非循環である 大きくて、綺麗な日帰り温泉を、

富士山東麓 須走(すばしり)からすこし 山中湖側へ上った、 富士高原ゴルフ場の前に 4年ほど前に出来た『天恵(てんけい)』
 箱根旧街道 「天山」の姉妹温泉である。

 男女別の内風呂は、それぞれ 富士山側に 露天風呂。
そして何よりも、水着着用の各種、内風呂; 4つの 露天風呂、しかも その内最も富士山側の 36〜7 ℃程の ぬるい風呂だけは 源泉。しかし、ここは、真冬には冷たくて困るが、夏の時期は快適。

天恵 この 二段になった所が、源泉の湯
左の 広いアクリル窓に 富士の影(河口湖の逆さ富士ならぬ 窓の逆さ富士)

天恵と富士
さしもの景色も 前を遮る 水銀灯、電柱、電線、そして だいぶ成長してしまった白樺と楓紅葉。これは 惜しい。

でもここは 天恵私有地だから 樹は切れる。

*  余談だが次回に予定している 富士山北麓 『紅富士』が設立時、富士山を望む 国立公園の 白樺等を 許可なく切ってしまったので、環境庁だかに始末書:
 それも 今では こちらもかなり育ってしまって、ちかごろ富士山の見えが良くなくなってしまい、 どうせ始末書書くなら もっと綺麗サッパリ切っておけば良かったと。

最近 この 天恵の食堂が 改装なって メニューも増え、良くなった、ただし、未だ 禁煙 とはなっていない。
『紅富士』と、これも いずれ記すが 富士山南麓の 『御胎内』は 既に 禁煙を採用したのだが、、、

天恵で最も綺麗な富士の姿は、 雪の有る冬から春先、 夕日が 山頂左に沈むのに合わせて、 テカテカに光る雪面から立ち昇る 雪煙り、 これを見ていると飽きない。

平日 900円、 (木)女性 700円、 (金)男性 700円(ドリンク付き)


なお 各温泉の 泉質、成分等は 何回か後に まとめて書きます。


T O P





jirochan-golfskii, 大谷 晴二郎,(おおたに せいじろう)